雑記4・パンと見世物

これが4回目ということは,早1ヶ月経ったということになる.時間の流れがとてつもなく早い.早くも10月になり,2017年の終わりが見えてきた.テレビで見た’終末論’や’時代の転換期’などの噂はどうなったのだろう.人類は破滅を,退屈な日々を心の中で願っているのかもしれない.

”健全な魂は健全な肉体に宿る”ということが頭の片隅に残っているが,いざ調べて見ると古代ローマの詩人デキムス・ユニウス・ユウェリナス(Decimus Junius Juvenalis)の言葉で,正しくは”健全なる精神は健全なる身体に宿る”だったようだ.やはり自分の中では理解しているつもりでも,”つもり”になっているだけであって深い理解をしていないんだろう.

それはさておき”健全なる精神は健全なる身体に宿る”とは世間一般でもよく言われてることなので,週に二回はワークアウトするように心がけている.ランニングしているときはタイマーとにらめっこしているが,10分はこんなに長いのかと痛感した.苦しんでいるときの方が長く感じるのは大いに理解できるが,いざ直面するとどうしてもなれないのもがある.

健全な精神と身体は心に留めて,僕は計画したスケジュールを計画どうりにこなすが嫌いな達らしい.そもそも計画なんてしないし,頑張っていれば結果なんてついてくると思ったが ,どうやらただの出不精なだけだということが最近身に沁みてわかる.計画的にこの一週間過ごしてみよう.全てプランニングなんてできっこないから柔軟性をもたせておく.

長編時代小説『竜馬がゆく』(著:司馬遼太郎)を読み直しているのだけれど,やはり学ぶことがまだまだ沢山ある.その小説第二巻の一節にある,「その生涯が一編の詩になるものを英雄という」というのがとても鮮烈で,僕はそんな生涯を送りたいと思う.人生は無駄の連続なのだろうか.時間は無駄にしてはいけない.今自分のしていることがたとえ無駄になっても,何かしら得られるかもしれないから,後になってわかるかもしれないからもう一つ続けてみる.

語り継がれ,歴史を通過していくうちにその言葉の中の原石は磨かれ古典となっていく.いわば人類の宝と言われるものは適切に保存され,保管され,次の世代へと慎重に継がなければいけない.

 読書狂でありたいが果たして読んできた本が自分の血肉となっているか定かではない.どうすれば実りある読書ができるのだろう.もしくは,読書に意味を見出すのがそもそもの間違いなのか.

一度書いた文章を翌日読み返して見るとよく間違えていると思う.なぜこれを書いたんだっけとか思っている自分がいる.推敲は大切だ.

 はてなを徘徊していたらいい記事に出会った.僕の好きな作家の村上春樹も悩みは若者の特権と言ってくれれば少し楽な気持ちになったような気がする.明日も頑張ろう.

僕が若かった頃の「弱さ」について - グローバル経営の極北

大人になるにつれて強くなるというよりも慣れていくのかもしれない.もしくは,そんなことに感傷的になるほどの繊細さが失われていくのかもしれない.

2017/10/09 12:25