雑記11・最古の酒と腐った乾酪

眼に映るものを思い出し並べながら文章にしていく。自分がやってきたことに対して如実に結果が出るのはわかっている。人はそれがわかっていながら逃げる様にプログラムされてる。防衛本能として、ランダムに起こる物事に対して60%は逃げるようにはなってるんじゃなかろうか。

文章が出てこない。面白い生き方をしてないからだろう。私みたいなのが世の中にはたくさんいるからよくわからない同じようなビジネス本は売られていく。そして巷では売り上げを確保するためにいろんなキャッチコピーがある。僕からしたらどれも同じだけど。どの様に生きるか、マインドセット、対話術、ありとあらゆるものがいろんな服着せられて、市場で価値をもたらされて売られている。

大人は私にお前の生き方は間違っているなんて言われたけどお前はどうなんだって心の中で毒づく。正しい生き方ってなんだ。あながちみんな生き方なんてわからないじゃないか。安定を求めて生きるのが正しいのか、先生という安定を求めた公務員には安定をというものを今の若者にはもたせたいのだろうか。道は限られていると思っている。

本を読もう、いろんなことを知ろう、いろんな生き方、道があることを知ろう、まだ遅くない。自分がそこで諦めたら試合終了なんてどこかの世界の監督が言っていたけど、確かにそうだ、平均寿命から自分の年齢を差し引いてもまだ長い人生を短い一日と例えたら朝が明けたくらいじゃないか。道は長い、先を見据えて今を精一杯生きていこう。今はまだ眠い。

 母の日がやってきた。毎年サボらずにやってくる特別な日はあまり面と言えないこともこの日だから言えるよねと割り切れる。特にそんな機会もそうそう巡ってくるわけもなく。ただただいつもありがとうと言えばいいだけなのに それさえ言えないのは無償の愛というのが普通すぎる家庭だったからだろう。ありがたい。

ワインについて語る人。最古のお酒。ギルガメシュ叙事詩なんて教科書で聞いた単語に記述があるらしい。良いワインは良いエビから。此のエビはいいだの悪いだの犬と同じくらいの嗅覚があれば一発でわかるのだろうか。赤、白、ロゼ、スティル、フォーティファイド、フレーバード、スパークリング、醸造か蒸留か混成か、アルコール度数は高いのか低いのか、果実は何が使われているか、何処産か、名前も覚えないと。箔が付いたものを手にとって『今年はいい葡萄だね』なんて言えたらお手の物。料理というものはマリアージュ(フレンチで結婚)、つまりは組み合わせが重要で白魚、赤肉はよく耳にする。食べ合わせで思い出したけどホームパーティでは和洋折衷各家庭が作ってくるから玉石混交で、なんて贅沢なことは言っていられない。思えば和食洋食ミックスなんて聞いただけでクラクラする。