雑記1・繊細ナイフ

残酷な運命が僕を待ち受けているとしてそれを受け入れられるのだろうか.そいつは決まり切った未来に対してほくそ笑んでいるのかもしれない.そんなこともしらず地雷が埋まってるかもしれない場所を笑い飛ばして歩いていく.

もしも研究者村があってその半数が地獄を見るという動画を見たことがある.彼らは大した挫折を経験していないのかもしれない.ある免疫学だったか定かではないけどその道の第一線を歩いている研究者が自殺をした.その人に非があるわけではないのに.後日,なぜその人が自殺してしまったのか,様々な憶測,議論がとびかった.その人はストレートで華々しい学歴をものにしてきた人で挫折というものをあるいは,人生の中で大きな失敗をしたことがない,だから打たれ弱いと,とある批評家がいっていたのを今でも鮮明に覚えている.その人が何を考えて自ら死を選んでしまったのかを知る由はない.

自分を見つめていて,なんだかんだ言って19年近く生きていると思うと色々なことがあったなあと思い出す.思い出せる限りの出来事を一つ一つ拾い集めていく.都会に出て殺伐とした人混みの中でこの一人一人が,様々違った境遇でうまれてきて,様々な人生背景を持って,同じものが一つとしてない事を,考えていると頭が風船みたいに膨らむきがしてならない.

人にとって同じ悩みでも受け取り方の大きさが大きければ大きいほどとそれを繊細だとみるひとがいる.確かにそうだとは思う.この言葉にはいい意味で使われてる事が多い.でもその言葉は自分をも殺してしまうかもしれない.